観光用に整備されていない町並みは今も中世からの歴史の流れが生活に息づいています。
素朴な中に高瀬舟で栄えた久世の街の商業の勢いを示す大きな商家(庄屋屋敷)、町屋が日常空間になっており目を凝らすほどに貴重な町並みです。
旧尋常遷喬(遷?)小学校の立派な本校舎が残されています。
後醍醐天皇が隠岐へ向かう途中に立ち寄り、賞玩されたと言われる醍醐桜。川と川が合流する落合は古くから街道の分岐点であり、高瀬舟を南北東西へ運ぶ水運の町でした。
落ち着いた町造りは山間の自然に溶け合っています。
町を挙げて暖簾を飾り、お雛祭りという観光イベントを定着させました。城下町のシンボルである山城は既に朽ちてなく、真新しいなまこ壁も昔ながらという様相ではありませんが、雰囲気のある町造りと特徴ある商店が並び、多くの人を春先に招いています。他に神庭の滝などの見所もあります。御前酒の酒造があり、少量生産の酒饅頭はたいへん美味しいものです。
出雲街道の宿場町、伯耆の国との境に位置し、大山道への入り口として栄えた新庄の宿場町には今も当時の陣屋・町屋の面影を残す旧家の町並、陣屋跡の屋敷が残されています。
春には県内でも最も遅い開花を迎えるがいせん桜の桜並木があります。古い町並みが桜の花に包まれ、県北の小さな村を埋め尽くします。
涼しい高原地帯には蒜山三座や大山から涼風が吹き下ろし、湧水に恵まれたリゾート地となっています。
羊やジャージー牛の放牧と高原リゾート、冬はスキーなどのレジャーが発達しています。関西・中国圏の避暑地としても人気があります。
真庭市 岡山県北の中央にあります。有名な蒜山や八束村など数々の銀幕を飾った自然と歴史があります。