ほんかすてらのための良い材料は綺麗に焼き上げるのが難しくなりますが、中でも卵は生ものでどうしても品質に型寄りが出ます。その日の卵の状態を見ながら生地を作って行きます。白身はよく溶いて黄身は香りを出します。かすてらの品質を安定させるためにはこの作業が重要になります。
かすてらに使われる砂糖は単成分に近く精糖度の高いものが使われますが、日本のお砂糖を加えることで体に良い成分とバランスになります。味もよくなりますが、たくさん食べてもよいように、自然の味にしていきます。安心して食べて頂けるよう、ほんかすてらは水も水道水は使いません。
このようにして作った生地に化学処理されていない水飴から調合した蜜を加えていきます。風味も味も強いので生地をスッキリし上げないとくどくなってしまいます。生地が蜜に負けないよう、しかし舌触りが悪くならないように仕上げていきます。
そしてじっくり時間をかけて焼き上げます。釜の状態を見て調整をしながら理想の焼き上がりが得られるように気を配ります。
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